『雪と結界』
幼馴染のリクは学校の帰り道雪を見てホップスッテップとはしゃいでいた、幼馴染と言っても小学3年で転校しまた小学4年で戻ってきたのだけれど一年空いた縁。今は4年、学校の帰り道での出来事だった。家が近所だからいつも帰りは一緒に帰っていた。リクとの雪道は久々だ。
「懐かしいな雪ー俺暖かい地方に居たから雪とか久々ー」
「あのさ、リク転校したの雪の降る地方じゃなかった??」
「忘れたー」
「えええええええええええはあああああああ???」
わたしの反応を見て笑うリクにビックリしていた、嘘でしょ?と思った音信不通になっていていつものテンションでいきなり現れ、ムカムカしたけれどわたしはいつもどうりに接していた、だけど嘘は良くない。リクは長野県に行ったとわたしはお母さんから聞いていた。
「リク、嘘は良くないよ!」そう言ったわたしの事を無視して持っていた傘を剣のように扱い近所の人がかき集めて頑張って山にしただろうという雪山に振り下ろし何かをし始めた。
「れべるあああああああっぷ!!お前はレベルが低いから俺の結界魔法嘘つきからは逃れなれないのだ!」
「はああああああああああああああああ????!」またわたしは絶叫したなんだ何を言っているんだ。まぁ結界を破るにはレベルをあげればいいんだなつまり・・・と思いわたしも傘を雪山に振り下ろし雪山を砕いた。
「レベルああああああアップ!エミのレベルは5になった!・・・ところでリクレベル今レベルいくつ??」
「レベル99・・・」誇らしげに言うリクにわたしはゾッとして聞いた。
「長野県でラスボスでも倒してきたの??」
「ふっふふさてどうかな??れべるああああああああああっぷ!!」
その後リクとわたしは帰り道に雪山を崩して歩きわたしはレベル99になった、リクはレベル300になっていた。ついでに近所のおじさんに怒られた、怖かったけど謝って逃げた。結局結界はとけないままだった。
「あああああつかれたあああああ結界とけないし最悪うううう」とわたしはヘトヘトになって雪道に座り込み泣き始めた、リクはそれを見て目をギョッとしわたしに近づいてきた「実は母さんが落ち込んで何日も泣いた時に父さんがハワイの別荘に俺共々連れて行ったんだ長野県とか嘘だよ」わたしは涙を拭いリクの顔を見上げ本当なんだなと確信した、嘘をついている顔じゃない、幼馴染だものわかる。「それで雪とか久々でエミに会ったのも久々だったし遊べて嬉しかった、ごめん音信不通になってごめんてごめんてごめんて!!!!」謝り方が雑だが結界魔法はとけたしちょっと心の中のざわざわが取れた。ただごめんて!ごめんて!とずっと言っているのが鬱陶しくなってきたからわたしはその場を立ち上がった。
「良かった海外だから電話繋がらなかったんだね、気にしていたんだよ」
「ごめんて!」
「引っ張るな!!」
「女の武器は涙だと聞いていたけれど本当にトラウマ」
「そこも引っ張らない方がいいよ・・・」
その後家に帰ってから駄菓子屋でお菓子を買い、リクとわたしのお互いの各自の思い出話に花を咲かせた、やっぱり持つべきものは友達だね。
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昭和生まれだからか傘を剣にしていた実話です。あ、傘を剣にしていたところだけです(笑)
では寝れないので小説でしたー☆彡
ケロイド
BGM⇒ポーカーフェイス/Lisa